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右往左往するアラサ―女子の、気ままな備忘録・雑記です。

"夏の終わりには ただ貴方に会いたくなるの"

■不意に夏休みのおかわり入りました

寝込むフェーズから回復フェーズなので、読書というアクティビティに工数配分し出した。不意の夏休みとしてポジティブに捉えて、体力使わずに好きなことに時間を使う。

■『薔薇の名前』by ウンベルト・エーコ

本屋さんでびびびっと出会ってしまった、『薔薇の名前』というウンベルト・エーコの本を読み出した。

弊頭脳には、非常に難解で、つまり非常に面白くて、Googleで解釈を調べたり原文と照らし合わせて読んだりとかそれはそれは脳汁出しながら堪能している。
私には哲学的素養やキリスト教、中世ヨーロッパへの知識が不足しているために、おそらくは十分な理解はできてないだろう。けれど、それにしても面白い。
改めてこの世界には、自分という器では感受しきれないほどのセンス・オブ・ワンダーがいっぱいだとガツーンと思い知らされる。愉しいことこの上ない。

■こういう時に会いたくなるから困るんだわクソが

こういう脳汁出る面白いコンテンツ(本や映画など)に出会った時にどうするか。
「これ、やべーめちゃくちゃ面白い!」と故人に伝えていた。
故人はいつも、「ユキが面白いって言っていうんだから間違いない、僕も読んで/観てみるよ」と返事をしてくれて、数日経ってから必ず立派なレポートみたいな論理だった手紙やメールをくれていた。

私は故人からのメールをもって感じたことの言語化を済ませていた(外注?笑)ように思う。
私も必ず必ず、考えたことや感じたことをせっせと書いて返していたし、その度、「これが好きならきっとこれも好きだよ」と新たな本や人物を彼は必ず教えてくれたものだった。私も同様に何かしらを紹介したものだった。

そんな日々は19歳で出会ってから10年続いた。
そんな相手とキスをしたかセックスをしたか将来を誓い合ったかどうかなんて、重要じゃなかった。
んなこたぁ多少縁のある男とならしようと思ったらできるんだよね、私の貞操観念その他だとね。

どこにいるいる、瓜二つの感受性でこの世や本や映画や絵画を見つめて語り合える友よ。
後にも先にも天国以外にきっといやしないのが分かってても、私は探し求めてしまう。
そして、「そんな人はまたといねぇし、あの子は死んだなぁ、まじかぁ」ってすごくすごく静かに寂しくて、会いたくてたまらなくなる。

「この本、すんげー面白いから読んでみ!」
って言いたいのを我慢しているから、私がばーさんになって死ぬまでにそっちの世界の図書館で借りて読んで感想のメモを作っておけよクソが!

万が一、この世でもう1人いたらいたできっと私は泣いちゃうだろう。
嬉しいのと悲しいの半分半分で。

ホントは気づいている。
人生のたった10年だったけど、そんなウマが合う友達と10年もこの世で交流できたって、すごく幸せだったのかも、と。

夏の祈り 夏の祈りは 妙なる蛍火の調べ
風が揺らした 風鈴の響き
夏の終わり 夏の終わりには ただ貴方に会いたくなるの
いつかと同じ風吹き抜けるから

HAPPINESS ONLY REAL WHEN SHARED

薔薇の名前〈上〉

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薔薇の名前〈下〉

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夏の終わり(初回)(DVD付)

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